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2006年10月05日

動物の寿命は?

大きな事故や病気が無ければ、以下の年齢がほぼ平均的な寿命といえるでしょう。

犬:犬種により異なるが、概ね
   小型犬・中型犬:15~16年
   大型犬:12~14年
猫:15~16年

20年前後生きる犬や猫も珍しくなくなりつつあります。

*ウサギ:6~8年
ハムスター:2~3年
モルモット:5~6年
**フェレット:5~10年

セキセイインコ:7~8年
文鳥:7~8年
十姉妹:7~8年
ボタンインコ:7~8年
オカメインコ:15~20年
ダルマインコ:15~20年

ただし、犬・猫以外の動物は飼育頭数が比較的少なく、動物病院の受診件数も犬・猫ほど多くないため、データベースに差があります。
したがって、犬・猫に比べると、平均寿命の数値は、報告者による差異が大きいです。

*印:診療の現場では、8年以上飼育されているウサギが珍しくないため、実際の平均寿命はこの数値よりも長いのではないかと思われます。
**印:平均寿命の幅が倍も違うということは、デ-タがまだ少ない、もしくは現在の一般的飼育方法がまだ不適切で改善の余地がある可能性があります。

投稿者 jasperah : 09:31 | コメント (0)

2006年10月04日

犬や猫の年齢をヒトの年齢に換算すると?

多少の相違はあるかもしれませんが、およそ下記のとおりと考えてよいでしょう

犬&猫     人 間
 1歳       20歳
 2歳       24歳
 3歳       28歳
 4歳       32歳
 5歳       36歳
 6歳       40歳
 7歳       44歳
 8歳       48歳
 9歳       52歳
 10歳      56歳
 11歳      60歳
 12歳      64歳
 13歳      68歳
 14歳      72歳
 15歳      76歳
 16歳      80歳

犬・猫の11歳は人間の還暦(60歳)程度、というのは、ほぼ一致した意見のようです。

投稿者 jasperah : 09:27 | コメント (0)

2006年10月03日

人間の食べ物を動物に与えていいの?

動物がネギやタマネギを食べると中毒を起こすことは有名ですが、人間は中毒どころか、『血液がサラサラになる』などと言われ、健康に良い食品として認識されています。

つまり、あなたがドッグフードやキャットフードを食べて生活しないのと同様、動物たちにも最適な食べ物はそれぞれ異なるのです。

一般に、人間の食べ物は刺激が強く、栄養も人間にとってのバランスを考慮しているだけで、動物のために作られているわけではありません。
したがって、人間の食べ物を食べた動物が即死するわけではありませんが、長期に亘って与え続けると、体調を崩す可能性があります。

投稿者 jasperah : 09:25 | コメント (0)

2006年10月02日

去勢手術・避妊(不妊)手術はした方がいいの?

去勢手術・避妊手術はよく勧められる事柄です。
去勢手術はオス犬・オス猫の精巣を除去する手術のことです。
避妊手術はメス犬・メス猫の卵巣・子宮を除去する手術のことです。

それぞれの利点・問題点は以下のとおりです。

利点
望まない妊娠や出産が無くなる
精巣や卵巣・子宮の病気の恐れが無くなる
精巣・卵巣から分泌されるホルモンなどが原因で生じる疾病の発生率が下がる
(例:乳腺腫瘍、肛門周囲腺腫など)→いくつかの病気の発生が確実に少なくなることから、手術を受けた方が平均寿命は延びると考えられています。
繁殖期の諸問題(異性に対する興奮やメス犬の出血など)が解決される
・オス犬同士・オス猫同士のケンカが減る可能性が高くなる
特にオスはしつけをしやすくなると言われている
参考:動物たちは「手術」や「精巣・卵巣の働き」という概念を知っているわけではないので、人間が同様の手術を受けた場合ほどの精神的ダメージは残らないと考えられます。

問題点
健康な肉体に手術の傷をつけるという飼い主さんの罪悪感
手術後は肥満傾向が見られることがある → ただし、多くの場合は飼い主さんの努力で肥満防止のコントロールは可能と思われます。
非常に発生率は低いが、夜尿症(おねしょ)や脱毛などが起きる場合がある → 実際には、あまり発生していないようです

以上を参考に、ご考慮ください。
詳しくは当院まで御相談ください。

投稿者 jasperah : 09:19 | コメント (0)

2006年10月01日

犬や猫はどのくらいの間隔で体を洗えばいいの?

犬や猫は、ほとんど体には汗をかきません。
真夏の暑い時期でも、汗びっしょりになっている犬や猫をご覧になったことはないはずです。
人間は汗の汚れを落とすために、毎日でもシャワーを浴びたりしますが、犬・猫はその必要はないのです。

むしろ、洗い過ぎると皮膚の異常が起きる可能性があります。

一度洗い流した皮膚の脂分が回復するのに、数日かかるようですが、これには個体差(個人差)があります。
したがって、1週間以上の間隔を空ける方が安全と考えられます。
ほとんどの犬・猫で、2週間に1回のペースならば問題は起きにくいでしょう。
もちろん、このペースで洗わなければならない、ということではありませんから、これより間隔が空いてもかまいません。
ただし、皮膚病の治療のための薬用シャンプーなど、特別な場合はこの限りではありません。

投稿者 jasperah : 09:12 | コメント (0)