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2006年11月06日

動物の健康保険と人の健康保険の違いを教えてください。

保険料(掛け金)と保障内容が最も重要な事項だと思われますので、この点について説明しますが、最初に以下の文章に目を通していただきたいと思います。

まず、健康保険に対するあなたの認識を確認しましょう。
あなたはご自分の健康保険料を、1ヶ月にいくら支払っているかご存知でしょうか?
特にサラリーマンの場合、健康保険料は税金やローンなどと同時に、お給料から前もって差し引かれ、残りの金額を「手取り」の給料として受け取っていますから(いわゆる天引きですね)、健康保険料を支払っている実感を全く持たない方が意外に多いようです。

動物の健康保険も、当然「掛け金」が発生します。
そんなことは「わかっているよ」、と言われるかもしれませんが、天引きではなく、一度ご自分の手元に入ったお金から支払うわけですから、たとえ月に1,000円だったとしても、余分なお金を支払っているかのような不満を感じる方はいらっしゃるようです。
特にご自分の健康保険料を支払っている実感が全く無い方にとっては、自分よりもお金がかかっているような誤解さえ持たれる方もいらっしゃいます。
これらのことをふまえた上で、話を進めましょう。

人の健康保険では、収入や扶養家族などの条件で保険料が決定されます。
一方、動物健康保険では、加入動物の年齢、病歴、加入時の健康状態などが保険料の決定条件になります。
人の保障割合は70%(自己負担30%)ですが、動物健康保険では、一般的な保険で50%保障が多いと思います。
また、病気の予防(狂犬病予防、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ予防)や、避妊(不妊)・去勢手術は対象外になることが多いようです。
さらに、保険に加入する時点ですでに始まっている病気についても、保障条件は低下することになると思われます。

少ない掛け金で、より多くの保障を、というのが理想ですが、現実には動物の医療保険は人間の医療保険と比べて保障割合が少ないのが現状です。
なぜならば、どのような保険でも、加入件数が多ければ多いほど、掛け金は少なくて済むでしょうし、保障範囲も広くなると考えられます。
人の健康保険は、特に日本ではほとんどの方が加入していると言っても良いほど加入率が高いのです。
このように背景が条件がそのような人の健康保険と比較すること自体が、実は無理があるのかもしれません。

ただし、たとえ50%保障でも、ある程度の治療費が助かるわけですから、保険の有無が大きな差になることも十分考えられます。
加入を検討される価値はあると思われます。

投稿者 jasperah : 2006年11月06日 12:23

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