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2006年12月25日

犬や猫に服を着せるのはいけませんか?

保温性のある毛質の犬と、保温性があまり無い毛質の犬がいます。
例えば柴犬は、外側の硬い毛の下に綿毛がある二重構造で、保温性が高く、寒さに強いのです。逆に、マルチーズやヨークシャーテリアなどの犬は、毛がいくら長く伸びても、保温性の無い『飾り毛』ばかりですから、柴犬などと比較すると寒さに強いとは言えません。
したがって、保温性の無い毛質の犬については、寒い時期の外出時に服を着せることは十分に(ファッション以外の)意味があると言えるでしょう。
ただし、服の材質に対してアレルギーなどが起きる動物もいるかもしれませんから、注意は必要です。

室内で生活している猫は、冬でも服の必要はほとんど無いでしょうし、服を嫌がることのほうが多いように思われますので、無理に着用させることはありません。

ただし、犬でも猫でも、高齢や重い病気の場合、寒さが体調を左右する可能性がありますので、服の着用は選択肢の一つでしょう。

投稿者 jasperah : 12:18 | コメント (0)

2006年12月24日

動物の瞳(黒目)の表面が白く濁ってきました。白内障ですか?

白内障は、瞳孔(いわゆる瞳(黒目)の中心にある、光が通る穴のことで、明るさによって広がったり縮んだりする部分)の奥にあるレンズ(水晶体)が濁る状態を言います。
ご指摘の「黒目の表面」は角膜という透明な膜があり、これが白濁してきたものと思われます。
したがって、白内障ではなく、角膜の炎症の可能性が高いでしょう。
瞳(黒目)の『表面』が白くなるのは角膜炎、瞳の『奥』が白くなるのが白内障と覚えていただいて良いでしょう。
角膜炎はこじれると白濁が消えず、視力障害を残す結果になりかねませんから、早期の治療をお勧めします。

投稿者 jasperah : 12:17 | コメント (0)

2006年12月23日

食餌は毎日変える方が良いのですか?

食餌を毎日異なるものに変更し続けると、犬や猫はそれを習慣として覚えてしまい、2日続けて同じものを食べなくなってしまうことがあります。
その様な習慣のために、動物たちの食餌のメニューについて、毎日頭を悩ませなくてはいけなくなってしまった飼い主さんもいらっしゃるようです。

また、体質的に合わない食べ物があるかもしれません。
人間も動物もそれぞれ個人差(個体差)がありますから、お友達の動物が食べて平気なものでも、あなたの動物はおなかをこわしたり、アレルギー反応が起こるかもしれないのです。
無制限にいろいろな食べ物を試しているうちに、動物によっては体調を乱す食べ物に遭遇する可能性があることを認識しておく必要があるでしょう。

新しい食餌 = 新しい刺激を求めて、本来の栄養バランスや体調を崩すくらいなら、間違いの無い、適した食餌を維持し続けた方が良いかもしれません。

投稿者 jasperah : 12:14 | コメント (0)