2006年12月25日
犬や猫に服を着せるのはいけませんか?
保温性のある毛質の犬と、保温性があまり無い毛質の犬がいます。
例えば柴犬は、外側の硬い毛の下に綿毛がある二重構造で、保温性が高く、寒さに強いのです。逆に、マルチーズやヨークシャーテリアなどの犬は、毛がいくら長く伸びても、保温性の無い『飾り毛』ばかりですから、柴犬などと比較すると寒さに強いとは言えません。
したがって、保温性の無い毛質の犬については、寒い時期の外出時に服を着せることは十分に(ファッション以外の)意味があると言えるでしょう。
ただし、服の材質に対してアレルギーなどが起きる動物もいるかもしれませんから、注意は必要です。
室内で生活している猫は、冬でも服の必要はほとんど無いでしょうし、服を嫌がることのほうが多いように思われますので、無理に着用させることはありません。
ただし、犬でも猫でも、高齢や重い病気の場合、寒さが体調を左右する可能性がありますので、服の着用は選択肢の一つでしょう。
投稿者 jasperah : 12:18 | コメント (0)
2006年10月01日
犬や猫はどのくらいの間隔で体を洗えばいいの?
犬や猫は、ほとんど体には汗をかきません。
真夏の暑い時期でも、汗びっしょりになっている犬や猫をご覧になったことはないはずです。
人間は汗の汚れを落とすために、毎日でもシャワーを浴びたりしますが、犬・猫はその必要はないのです。
むしろ、洗い過ぎると皮膚の異常が起きる可能性があります。
一度洗い流した皮膚の脂分が回復するのに、数日かかるようですが、これには個体差(個人差)があります。
したがって、1週間以上の間隔を空ける方が安全と考えられます。
ほとんどの犬・猫で、2週間に1回のペースならば問題は起きにくいでしょう。
もちろん、このペースで洗わなければならない、ということではありませんから、これより間隔が空いてもかまいません。
ただし、皮膚病の治療のための薬用シャンプーなど、特別な場合はこの限りではありません。