2006年11月06日

混合ワクチンは毎年受けなければなりませんか?

現在、国が認めている混合ワクチンの有効期間は1年間です。
365日を過ぎると突然効果が無くなるわけでは無いのですが、何年も効果が続くことは期待できません。

1回受けたワクチンの効果が一生続くような話は誤っており、裏付けの無い思い込みでしょう。
したがって、毎年混合ワクチンを受けることをお勧めします。
混合ワクチンの副作用を心配されるのであれば、副作用の発生率は決して高くないことをお知らせしておきましょう。

代表的な混合ワクチンでは、犬の副作用の発生率が0.011~0.015%と発表されています。
(これは日本の全国民(新生児からご老人まで含めて)が、交通事故で死亡する確率と大差ありません。
あなたは交通事故死する可能性を恐れて、一切外出しないのでしょうか?)
また、動物の伝染病はまだまだ発生が絶えず、命を落とす危険があるわけですから、それを防ぐためのワクチン接種は重要であると言えるでしょう。

投稿者 jasperah : 12:11 | コメント (0)

抗生剤はキツイ薬なのではないですか?

抗生剤には様々な種類の薬剤があり、妊娠中に使用できる薬もあれば、厳密な使用制限のある薬もあります。

当然、妊娠中に使用できるほど安全性の高い抗生剤ならば、「キツイ薬」とは言えないでしょう。
抗生剤に限らず、どの薬(食べ物でも)にも不都合な問題が起きる可能性はありますが、それぞれの薬や使用する患者さんの体質などによって、程度の差があります。

過去に薬による問題が発生した患者さんは、その薬は使用しないことをお勧めしますが、抗生剤などは数え切れないほどの種類がありますから、問題の起こらない種類の抗生剤を見つけることは十分可能ではないかと思われます。

投稿者 jasperah : 12:09 | コメント (0)