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2006年07月24日

トイレのしつけ

☆トイレのしつけは、しかってはいけない!

現在あなたが犬のトイレのトレ-ニング中だということは、当然の話ですがその犬が排泄すべき正しいトイレの場所をまだ認識できていないからです。
ところが、そのような犬がトイレを失敗した時にしかっても、「間違った場所でオシッコしたのでしかられた」と、人間に都合よく理解してくれるはずがありません。
なぜなら、「間違った場所」を理解するには基準である「正しいトイレの場所」がすでに認識できていなければならないのに、その「正しいトイレの場所」を今、教えている最中なのですから、失敗をしかることがいかに理不尽な行為かがわかるでしょう。
トイレの失敗をしかると、「間違った場所でオシッコしたのでしかられた」などと、複雑な理解はできず、単純に「オシッコはしかられる」、「ウンチはしかられる」と理解し、しかられないよう飼い主の前では我慢して、隠れて排泄するようになったり、場合によってはしかられる原因であるウンチを隠すために、ウンチを食べる悪習を覚えたりします。
これと全く同じ事が人間の幼児にも見られます。
親がオムツ離れを焦るあまり、子供のトイレの失敗をしかると、幼児は親から隠れて排泄するようになるのです。
人間の育児書には「トイレの失敗をしかりなさい」とは書かれていないはずです。
一昔前には犬のトイレはしかってしつけるような風潮がありましたし、未だにそう信じ込んでいる人もいるようですが、これは明らかな誤りです。
トイレの失敗をしかるのは、実はしつけではなく、排泄物で部屋を汚されたり、汚物を片付けさせられることを嫌う人の、犬に対する「腹いせ」に過ぎないのです。
犬の排泄物の処理を毛嫌いするような人は動物の飼い主には不向きでしょう。

投稿者 jasperah : 2006年07月24日 20:59

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