人間と共に生活している犬や猫などの動物たちは20〜30年前に比べ、随分長寿になりました。
これは、食餌の改善や病気の予防の普及、獣医療(動物の医療)の発達等が大きな要因になっていると考えられます。
現在、彼ら動物たちは家族の一員としての地位を獲得し、場合によっては私たちの心の支えになり、私たちにとって重要な存在であると言えるでしょう。
当院では、彼ら動物たちが、できるだけ長く快適に生活できるよう、バランスよく健康を維持することを重視しております。
このためには、獣医療による疾病の治療も必要ですが、健康や病気の正確な知識を持っていただくことが重要です。
残念ながら、動物に関しては、未だに誤った知識や思い込みにより、最適ではない生活を強いられている例も少なくありません。
当院では、できるだけ正しい知識を持っていただくために、診療の際の説明には配慮するよう心がけております。
手術について
安全を第一に考え、原則として全ての手術において、以下のとおり実施します。
@術前に血液・心臓の検査を実施し、安全に麻酔・手術を実施できる健康状態であることを確認します。もちろん、手術中も心電図モニター、呼吸モニターなどで患者さんの状態を管理します。
A静脈に留置針を装着し、静脈点滴および緊急時には静脈注射による投薬ができる状態で手術をします。
B気管に気管チューブを挿入、人工呼吸ができる状態を維持した上で、ほとんどの症例で極めて安全性が高いガス麻酔を実施します。
C術者は滅菌したマスク・帽子・術衣・手袋を装着します